商品開発者が押さえておきたい特産品を活用した商品開発と地域活性化とは

2022/06/23
column

商品を開発するための目的が地域活性化である場合、特産品を利用したものを想定するのではないでしょうか。確かに、地域の資源や特産品を利用した地域活性化は永続的な成功を導きますが、これからの未来のニーズに合わせていくことを考えると、時間もアイデアも必要です。今回は、特産品や資源を活用した商品開発と地域の活性化の成功には、どういったポイントを押さえれば良いのか解説します。

特産品を活用した商品開発と地域活性化は持続的な情報発信が鍵を握る

地域の特産品を活用した商品開発は、地域活性化に繋がります。そうした取り組みの効果に実績があり、多くの過疎化が懸念される地域などで注目されているのです。
こうした商品開発や地域活性化は、一朝一夕にはいきません。その場所の特産品が何か、すでに知られている場合が多いからです。まずは特産品の魅力を磨きなおすこと、固定したイメージを転換する必要があります。そのようにして作り上げたものを、インターネットやイベントで情報発信。元のイメージがある分、それ以上のインパクトを残すといった意味でも、情報発信は持続的に行うことが何より大切です。

商品開発と地域活性化は地方から生まれるアイデアに目を向けるのがポイント

新しい商品が生まれて地域が活性化するためには、地方から特産品や地元地域の魅力を見直していくことが不可欠です。そして住民たちが主体となって活性化するための取り組みや情報発信することが持続的な発展につながっていきます。地方の小さなアイデアに目を向け、耳を傾け、そこにいる人たちを巻き込んでいくことが、商品開発・地域活性化への成功の秘訣とも言えるでしょう。

地域資源を活用して新しいアイデアを提案する

特産品を新しいアイデアとの組み合わせでブランド力を上げ、浸透させていくことが地域の活性化に大切なことです。そして特産品だけでなく、他の地域資源を利用して、まったく新しいアイデアを生み出すことも、地域の活性化になります。

森林や海などの自然資源・地域特有の観光資源などはもちろんのこと、今まで資源となりえなかったものも、アイデアによっては資源となり得ます。例えば、空き家の活用などがそれに当たります。それらの資源に普通なら考えないような新しい使い方などを提案していくのです。たとえば、田んぼにアートを施すことや、空き家を民宿やホテルとして利用することで活性化に成功した例があります。

今回のまとめ

人口の減少、少子高齢化が進行しているなか、都会への人口集中も止まらず、地域はますます寂しくなってきている現状があります。そんな地域を活性化するために、商品開発は不可欠です。その地域が持つ魅力を再確認し、特産品を見直し、また新しいアイデアをプラスしていくことが必要になります。もう一つ必要なのは持続的な情報発信です。地域住民の新たな誇りになるような商品開発が、地域活性化への成功へと繋がるでしょう。