コミュニケーション能力や分析力など商品開発に向いている人の特徴について

2022/06/27
column

商品開発の仕事に向いている人はどのような人なのでしょうか。アイデアが出せるだけではこの仕事は長く続けられないと言われています。今回は、商品開発にはどのような人が向いているのか詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

商品開発に向いている人はコミュニケーション能力が高い人

商品開発という仕事は、無の状態からお客様に売れる商品を立案し、商品化しなければなりません。一見すると、キラキラした第一線の仕事に見えますが、見えないところで細かな調整や苦労もある仕事です。この仕事に向いている人はどのようなタイプなのでしょうか。

商品開発は複数の部署との連携が大切

企業は複数の部署で成り立っており、商品作りは企画の発案が基本となりますが、最終的には多くの人が関わる仕事です。そのため、複数の部署との連携が求められますし、偏りなくバランスのよい対応が求められるでしょう。
商品開発という仕事を介して、多くの人と意見を交換したり、情報を共有したりするため、コミュニケーション能力が問われます。

素直さも必要

商品開発はひとりでは進められません。多くの人が関わることで、自分の意見がなかなか通らない、あるいは反対意見がでてくることもあるでしょう。
その際に、他者の意見を聞けない人は商品開発には向いていません。多くの人の意見を聞き、練り直すことでさらによいものを作れますから、素直さや柔軟な考え方が求められるのです。

実行力も問われる

商品開発では実行力も問われます。デスクワークだけで成り立つ仕事ではなく、生産者や工場、お客様などあらゆる場所に足を運び、さまざまな人に意見をもらうことも必要です。思い立ったらすぐに行動できる、やってみるといった実行力が問われます。

情報分析力があることも商品開発向きな人の特徴

商品開発をするには、複数の情報を冷静に分析できなければなりません。偏った情報だけでは、その情報が正しいのかさえ分からないからです。ひとつの商品を開発する際に、さまざまなバックグラウンドのある人の意見を聞いたり、実際に使用する人の年齢や性別などの条件を幅広く設定したりすることによって、これまでになかった意見や感想を聞き出せます。
それらの情報を持ち帰り分析し、さらに手直しが必要かどうかを再検討するのです。

ダメ出しされても諦めない強い精神力も必要

自分にとって最高の商品開発案だと自負していても、それをひとことで無きものにされることもあります。そのようなときに落ち込んでしまうのは誰でもありますが、いつまでも落ち込まずに、その悔しさを情熱へと変えられる人は商品開発に向いていると言えるでしょう。
精神力の強さと、逆境をポジティブに考えられるような人はその特性を商品開発の仕事に生かせます。

今回のまとめ

商品開発という仕事は一見すると華やかで楽しい仕事に思われるかもしれませんが、実際は地道にコツコツ努力を積み重ねていく仕事です。見えないところでは調整も多く、ダメ出しをされることも少なくありません。この仕事に向いているのは、精神力が強く、素直で明るい性格の人。ピンチをチャンスに変えることができる、また異なる意見を素直に聞ける人も向いていると言えるでしょう。