新しい製品の開発に役立つ他社とのものづくりの交流会の内容

2022/04/22
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様々な企業が互いの製品製作技術の交流や、取引拡大を目的に参加する、ものづくりの交流会。機能性素材や金属加工についてなど交流会のテーマは多種多様です。そんなものづくりの交流会ですが、具体的にどのような内容なのか、参加するメリットはあるのか疑問に思われるかもしれません。
この記事では、ものづくりの交流会の具体的な内容と参加する目的、メリットについてご紹介します。

ものづくりの交流会の内容と参加する目的

ものづくりの交流会は、テーマによって内容や参加する目的が大きく異なってきます。
ものづくり交流会の中で多く取り扱われているテーマの内容と、参加する目的は以下の通りです。

ここからは、ものづくりの交流会の内容と目的について詳しく見ていきましょう。

素材開発や加工技術

素材開発や加工技術をテーマにしたものづくりの交流会では、各企業が新規素材についての開発案をプレゼンし、共同で研究や開発を進めていきます。企業同士が開発案や加工技術を共有することで、よりよい製品づくりが目指せるでしょう。

オリジナル商品の開発

開発担当者がお互いの情報を交換する場所や人脈づくりを目的として集う交流会では、オリジナル商品の開発に必要な企画なども共有できます。自社内だけでは浮かばない新商品のアイデアも、他社と情報を共有することで産み出されるかもしれません。

課題検討

企業同士の課題を共有するレクリエーション形式の交流会では、複数人で解決策を探せるため、効率よく問題解決へ向かえます。企業同士の発展を目的としているため、有益な情報共有が期待できるでしょう。

企業交流

企業交流はパネルの展示だけでなく企業同士の面談を設けているため、お互いに取引したいビジネスパートナーを最短で見つけることが可能です。交流会前に各企業のニーズをアンケート形式で集めるなど、効率的なビジネスマッチングの手助けをしてくれます。

人材育成

人材育成を測った交流会では、専門講師による講義が設けられていることもあり、現場改善に必要なノウハウが学べます。既存の作業工程を見直すことで生産性アップに繋がるでしょう。

ものづくりの交流会ではさまざまな業種の企業から新しい技術が得られる

ものづくりの交流会では企業同士の技術交流が生まれます。例えば「製品Aを製作するのに必要な知識と技術を各企業が教え合う」などです。新たな技術を取得できれば現場の作業効率アップや製作範囲の拡大も図れるでしょう。また、企業同士のプレゼンでは良い点や悪い点も見えてくるため、加工技術や工程の見直しも可能です。
ものづくりの交流会は、自動車のモックアップ製作から食品関係まで幅広い業種で企画されていますので、自身の業種に合ったテーマも見つかる可能性があります。

若手の人材を育成する役割も持つ

ものづくりの交流会が若手の育成に繋がる理由として以下のような特徴が挙げられます。

・他社の技術が得られる
・講座の受講
・情報共有で幅広い知識が得られる

他社の加工技術などが得られれば、製作範囲が拡大するため全体のスキルアップが期待できます。講座や他社との情報共有では、より実践的な知識が得られるのに加え、同じ立場の方々と一つの問題点について話し合うことが可能です。解決の糸口を見つけだす力がつくことからも、若手の成長に繋がると言えるでしょう。

今回のまとめ

今回は、ものづくりの交流会の内容や目的について解説しました。更なる技術の向上や人脈作り、課題点の情報交換など参加するメリットは少なくありません。現在はオンラインでの交流会も開催されており、場所を選ばずに他社と交流することが可能です。
気になった方は、ぜひ一度応募し、メリットを享受してみてはいかがでしょうか。