モックアップ製作におけるXRソリューションを導入するメリット

2022/11/28
column

設計段階でユーザビリティを検証したい、試作品を作るコストを削減したい、そんなお悩みを持っている事業者の方も多いのではないでしょうか。
ここでは、モックアップ製造におけるXRソリューションのメリットについて解説します。設計段階におけるユーザビリティの検証を有効に行うための参考にしてください。

XRソリューションを導入すると設計段階でも簡単にユーザビリティを検証できる

XRソリューションを導入すると、設計段階からユーザビリティを簡単に検証できます。なぜなら、3DCADやBIMなどから建物のデータを取り込むことで、より実物に近い3Dデータを抽出できるからです。
3Dデータとして取り込むことにより、以下のようなあらゆる観点から設計図を実物スケールで検証できます。

・VR(仮想空間)
・AR(拡張現実)
・MR(複合現実)

つまり、製品のモックアップ製作に置き換えられるとも言えるでしょう。

XRソリューションは従来のモックアップ製作に置き換わるテクノロジー

XRソリューションは、従来のモックアップ製作に置き換わるテクノロジーです。従来のテクノロジーでは、部品の干渉や組立後のクオリティの検証までが限界でした。
一方でXRソリューションでは、設計したものを3Dデータで実物のように可視化できます。その情報空間に入り込むことで、実際に使用している臨場感が得られるのです。
そのため、よりリアルなユーザビリティの検証を実現できるでしょう。また、物理的な試作品の代替になるため、試作品の製作コストも削減可能です。

設計段階におけるモックアップ製作のクオリティが向上する

設計段階でも、モックアップ製作のクオリティの向上が期待できます。「道路・橋梁、河川、都市、ダム」などの土木設計は、ミニチュアサイズの模型やCGモデリングなどが一般的です。
ただし、これらの完成イメージが実際の建設に充分な情報量であるとは言えません。場合によっては、建設上の関係者間で合意形成が難しくなるでしょう。その一方で、XRソリューションでは設計図の情報を実物スケールで可視化し、さまざまな角度から建築物を検証できます。つまり、高精度の完成イメージの共有により、関係者間の合意形成が容易になるのです。
また、AR・MRのテクノロジーにより、建設予定地への配置もシミュレーションできます。
このように、XRソリューションを導入することが、いかに設計段階の仮説作り・検証においてハイクオリティーなのか分かるでしょう。

今回のまとめ

今回は、モックアップ製造におけるXRソリューションのメリットについて解説していきました。XRソリューションの導入により、設計段階から実物化してユーザビリティを検証できる、3Dで実物化できるため試作品として代替できるなどのメリットがあります。
東海モデルでは、試作品・モックアップ製造などのトータルサポートをしており、初期段階からプロダクトにするための提案と、お客様の「作りたい」を実現できます。アイデアだけの段階からでもプロがしっかりサポートしますので、お気軽にご相談ください。