ものづくりの基本である試作品製作における部品注文の重要性

2022/11/24
column

製品製作を行うにあたって部品注文を行いたいけれど、どのような点に注意すべきなのかが分からないとお困りの方も多いのではないでしょうか。部品注文は生産量やメーカー選定など、チェックしなければならないポイントがいくつもあるのです。
ここでは、製品製作の際に行う部品注文で気を付けるべきポイントを解説します。注文先がまだ決まっていない、注文すべき量がわからない方はぜひ参考にしてください。

大量生産を見据えて部品注文をしなければいけない

製品製作を行う際は、大量生産を見据えて部品注文をすることが重要です。製品によって生産する数は異なります。少量生産の場合は作る数に合わせて必要な部品を注文するだけですが、大量生産の場合はいくつかの点をチェックしなければなりません。
まず、大量の部品を発注しても問題なく対応してくれるかどうかです。数に限りがあり、部品が分納となるとすぐに大量生産ができません。大量注文をしても問題なく納品してくれるメーカーを選びましょう。
次に、生産する数を明確にしてください。生産数に合わせて必要な部品数がわかりますので、必要な数だけを発注します。スペアをいくつか用意しておけば、部品の破損や紛失時に対応できるため安心です。

メーカー選定では試作品製作で使う材料の知識が重要になる

試作品製作を行う際は、必要とする材料で部品を製作してくれるメーカーを選ばなければなりません。製造過程において使用する機械はメーカーによって異なります。機械別に加工可能な材料が変わりますので、まずはどのような材料を求めているかを明確にしてください。
必要な材料が明確になれば、材料に対応した機械がわかります。メーカーにも材料名を伝えられますので、材料を使用した部品の発注が可能かを確認できるのです。
製品に必要な部品の材料がどのようなものかを確認するには、材料の知識が重要になります。自社内で材料について話し合い、製品に最適なものを選定してください。材料に詳しい人材がいない場合は、試作品製作メーカーに相談して最適な材料を見つけるのもおすすめです。

メーカー選定の基準は製品にあった加工ができるのかという点

部品発注のメーカーを選ぶ時は、自社製品に合った加工が行えるかどうかをチェックしましょう。製品に必要な部品を取り扱うメーカーを見つけても、製品に組み込む際に多少の加工が必要なケースもあります。その場合はメーカーに加工をしてもらわなければなりません。
しかし、加工に応じてもらえなければ、別メーカーに加工を依頼する必要があります。二度手間になってしまいますので、製品に合った部品加工をしてくれるかどうかも相談しておいてください。

今回のまとめ

製品製作に必須とも言える部品を発注する際は、大量生産を見据えて発注数を決めなければなりません。大量生産の場合は部品も数多く必要となりますので、大量発注に対応してくれるメーカーを選びましょう。
また、メーカー選定の際は製品に合った部品加工をしてくれるかもチェックしてください。製品にぴったりの部品を組み込むには多少の加工が必要になるかもしれません。発注先で加工までしてもらえば別メーカーに依頼する手間も省けます。
製品に最適な部品を使うには、部品の材料も重要です。材料が合っていなければトラブルが起こる可能性もありますので、製品に合った材料がどれかも見極めましょう。
材料の種類や組み立てなど、試作品製作でお困りのことがあれば東海モデルにご相談ください。お客様のご要望をもとに、高品質の試作品を製作します。