所要時間や締め切りも考慮するべき?商品開発におけるアンケートを実施する際のポイント

2022/07/26
column

商品開発を目的として、消費者にアンケート調査をする場合、アンケート作成において注意した方が良いポイントや、回答の精度を上げるために注意した方が良いことには、どんなものがあるのでしょうか。この記事では、アンケートを取る場合に押さえておきたいポイントについてご紹介します。

商品開発のアンケートでは所要時間の目安を最初に伝えることが重要

アンケートの質問事項を設定する際、冒頭部分に「アンケート回答の所用時間」を回答者に伝えることは大切なポイントです。回答者にとって「アンケートにどのくらい時間がかかるのか」ということは、非常に気になるところでしょう。
同じくらいの質問項目の数のアンケートであっても、目安となる所要時間が記載されていれば、回答者は安心して取り組むことができます。一方、所要時間が記載されていないと「まだ質問が続いている、まだ終わらない」と不安になるばかりか億劫になり、回答を途中で中断される可能性も出てきかねません。
所要時間を伝えるのと同じく、アンケートに「質問は全部で10項目です」「現在30%回答済です」など、回答の進捗状況が把握できるようになっていると、回答者に安心感を与えることができます。

アンケートの目的や利用用途を明確に伝えることがおすすめ

アンケートを取る場合には、まずアンケートを取る目標を明確にすること、そしてどのような年齢、職業などターゲット層を絞り込むことも大切です。
また、質問項目においても、回答者に向けて「アンケートを取る目的」や「アンケート結果をどのように利用するか」など、用途を明確にしてください。
目的や用途が分からないアンケートには、積極的に回答がしづらいものです。また、目的に共感を得ることができれば、回答率もアップすることができます。
自分の意見を述べることで商品開発に協力できることは、消費者にとっても魅力的です。回答者の共感を得られるよう、できるだけ前向きな目標を書くことをおすすめします。

アンケートは少し短めに締め切り期限を設定することがベター

アンケート結果を集計し、偏りがない精度の高い分析をするためには、アンケートの回答率を上げることが不可欠です。
回答の締め切り日時を設定していないアンケートは、どうしても二の次にされてしまいがちです。また、回答期限が長すぎても次第に忘れられてしまい、回答が得られなくなってしまいかねません。
アンケートを依頼する場合には、締め切りや期限は必ず設定するようにしてください。また、少し短めに設定することで、回答率が上がりやすくなります。
そして回答率が思うように上がらず、未回答の方へ催促することになったら、ハガキを郵送したり、リマインドメールを送信したりします。その場合は、丁寧な文章を心がけましょう。電話で催促をしたい場合には、その人や事業所にとって、多忙と思われる時間は避けるなどの配慮も大切です。

今回のまとめ

商品開発のためにアンケーを実施してヒアリングを検討する場合には、目的や目標を明確にすること、そして回答者にも理解を得ることが大切です。
アンケートの最初の部分に、回答のためにかかる所用時間を記載しておくと、回答者の不安を解消することができます。回答率を上げるためには、締め切りを短めに設定しておくこともポイントと言えるでしょう。
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