プロダクトデザインを行う上で考慮すべき3つのポイント

2021/12/15
column

生活用品や家電製品、自動車など、身の回りにある製品(プロダクト)のデザインを考案することを、プロダクトデザインと言います。消費者に受け入れられる製品を作るには、プロダクトデザインが重要な要素となります。 今回の記事では、プロダクトデザインがなぜ重要なのか、グラフィックデザインとの違い、プロダクトデザインを行う際のポイントなどを、詳しく解説します。

【目次】 
1.プロダクトデザインの重要性とは
2.プロダクトデザイン・インダストリアルデザイン双方の違いとは
3.プロダクトデザインにおける3つのポイント
4.今回のまとめ

プロダクトデザインの重要性とは

プロダクトデザインは、見た目の良さと製品の使いやすさの両方が求められます。ユーザーが製品をひと目見て、買いたい・使ってみたいなどと感じてもらえるデザインが必要です。それと同時に、使ってみたとき機能性の高さを実感できるようにしなくてはいけません。
つまり、外見だけ・もしくは機能性だけが優れていても、ユーザーの心を惹きつけることは難しいでしょう。ユーザーのニーズを的確に把握した上で、興味を惹きつける高品質な製品を作る取り組みが必要なのです。

プロダクトデザイン・インダストリアルデザイン双方の違いとは

Industryとは、「工業」「産業」「製造業」などの意味を持つ単語です。これが転じて、インダストリアルデザインとは、大量生産を前提とした工業製品のデザインを指すことが一般的です。医療機器や機械部品なども、こちらに含まれます。
一方、プロダクトデザインは、広い意味での製品デザインを指しています。工業製品をはじめ、電化製品・雑貨・伝統工芸品・手工芸品なども、プロダクトデザインのひとつです。

プロダクトデザインにおける3つのポイント

プロダクトデザインを行う際には、次の3つのポイントを心がけることが重要です。それぞれのポイントについて紹介します。

市場調査やマーケティングを行った上でデザインする

ユーザーのニーズを把握するには、最初に市場調査やマーケティングを行う必要があります。調査を基にして、必要とされる製品のコンセプトやターゲットを設定しましょう。

発想力を伸ばす練習をする

プロダクトデザインのアイデアは、発想力から生まれます。発想力を身につけるためには、あらゆる物事に関心を持ちながら観察し、積極的に疑問を持つ行動力が原点となります。
また、プロダクトデザインに関する知識を学ぶには、大学や専門学校に入学したり、就職してから実務で経験を積んだりする方法があります。発想力を伸ばすために、プロダクトデザインの知識を先に学ぶと、効率よくスキルが伸ばせるでしょう。

販売戦略とセットで考える

プロダクトデザインの良し悪しは、製品の売り上げに大きく関わってきます。そのため、販売戦略とプロダクトデザインをセットで考え、全体像としてプロジェクトを進めるのが適切です。
製品の認知度を高めるために、広告宣伝や媒体の活用方法を考えることや、世間に広く受け入れられるためのプロダクトデザインを考案することは、全て売上アップにつながる取り組みです。

今回のまとめ

プロダクトデザインを行うには、先ほど紹介した3つのポイントに加え、製品に関する幅広い知識やスキルも求められます。日頃から、身の回りの製品を観察しながらスキルを高めていくと、世間から注目されるプロダクトデザインが生まれるでしょう。