クレイモデルの概要とクレイモデルで造形するメリット

2021/08/20
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試作品・モックアップ製作では、開発の段階に応じて最適な工法を選ぶとともに、最適な素材で製作することが効率的かつ高精度な商品づくりの鍵となります。中でも、クレイ(粘土)は、昔から試作品・モックアップ製作において使用されてきた素材であり、現在のモノづくりにおいても活用され続けています。
そこで今回は、試作品・モックアップ製作においてクレイ(粘土)を使用した試作のメリットについてお伝えします。

【目次】
1.試作品・モックアップ製作で製作するクレイモデルとは
2.クレイモデルは人間の感覚に訴えかける細かな調整を行うことに最適
3. クレイモデルとCG技術と組み合わせてより精密な造形を実現
4.今回のまとめ

試作品・モックアップ製作で製作するクレイモデルとは

クレイモデルとは、工業用の粘土で形状を作るデザインモデルのことを指し、主に自動車の形状を検討する際に作られます。外側の見た目や内装はもちろん、空力や使用感などの検討を行うことができます。クレイモデルは、はじめから人の手作業で形作るのではなく、始めに3Dデータを作成して切削機械でおおよその形に削り出し、様々な工具を使って調整することが一般的です。その後、クレイモデルの上からフィルムの貼り付けや塗装を行うことにより、ボディのカラーや質感などを再現します。

クレイモデルは人間の感覚に訴えかける細かな調整を行うことに最適

昨今では、3D技術やVR(仮想現実)・AR(拡張現実)技術の出現により、人が実際に手を動かして試作品やモックアップ、デザインモデルなどを作る時間が非常に少なくなりました。しかし、機械では入力した数値を元にサイズや形状に忠実に造形することはできますが、まだまだ人間の感性に訴えかけるような造形を行うことは難しく、感覚的な部分は人間の手で調整することが必要不可欠です。
クレイモデルの造形においては、常温になると固まり熱することによって柔らかくなるインダストリアルクレイ(工業用の粘土)を活用することにより、後から変形や厚み足しを自由に行うことができます。特に表面の美しさにこだわり抜きたい自動車や二輪自動車においては、表面の滑らかさや形づくりを行うため、クレイを使った造形が最適です。

クレイモデルとCG技術と組み合わせてより精密な造形を実現

上述したとおり、クレイモデルの造形においては、大まかな造形を機械で行い、細部を人の手で調整することが一般的ですが、細部の精度の確認はコンピュータ上で行うことでより精度を高めることができます。
また、コンピュータでCG技術を活用しながらカラーバリエーションを検討するなど、コンピュータ技術と人間の感性をうまく組み合わせることで、より表現力や精度を高めることができます。

今回のまとめ

クレイモデルとは、工業用の粘土で形状を作るデザインモデルのことを指し、主に自動車の形状を検討する際に作られます。クレイモデルの造形においては、常温になると固まり熱することによって柔らかくなるインダストリアルクレイ(工業用の粘土)を活用することにより、後から変形したり厚みを足すことを自由に行うことができます。特に表面の美しさにこだわり抜きたい自動車や二輪自動車においては、表面の滑らかさや形づくりを行うため、クレイを使った造形が最適です。また、クレイモデルの造形においては、大まかな造形を機械で行い、細部を人の手で調整することが一般的ですが、細部の精度の確認はコンピュータ上で行うことでより精度を高めることができます。コンピュータ技お術と人間の感性をうまく組み合わせることで、より表現力や精度を高めることができます。