開発担当者は理解しておきたいモックアップ製作における塗装の目的とは

2022/11/08
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商品開発にあたってモックアップ製作を行うけれど、塗装の必要はあるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。モックアップは試作品のため、機能性が確認できれば塗装まで行う必要はないのではと考える方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、モックアップ製作の際に塗装を行う目的について解説します。塗装の必要性を理解した上で、試作品を作ってみてください。

モックアップ製作における塗装の目的は展示会やイベントでしっかりアピールするため

モックアップ製作後は展示会やイベントでお披露目されるため、塗装を終えた商品を展示すればより印象付けられます。機能性をしっかりアピールできたとしても、塗装のない商品は外観の美しさを感じられません。
商品や部品を求める方の中には、機能性だけでなくデザイン性を重視する方もいます。塗装までしっかり終えている商品であれば完成形がしっかりと把握できますので、デザイン性にもこだわった商品であるとアピールできるでしょう。
また、展示会やイベントの最中に商品に傷が付いてしまう恐れもあります。塗装なしの状態だと傷がしっかりと見えてしまうものの、塗装をしておけば商品は保護されます。塗装によって耐久性が向上するため、イベント中に商品が壊れる心配もありません。

完成品を鮮明にイメージするためには塗装が施されたモックアップが必要

塗装されたモックアップを用意しておけば、完成品をイメージしやすく、購入へとつなぎやすくなります。どのようなメーカーでも、機能性・デザイン性などが備わった商品や部品に魅力を感じるものです。
機能性に優れたモックアップだとしても、塗装をしていなければ外観の美しさは伝わりません。デザイン性の良さが伝わらないため、この点で購入を諦めてしまう恐れがあります。
塗装まで施されたモックアップは完成品に近いので、メーカーにとって必要なものかどうかを見極めやすくなります。魅力を存分にアピールできれば購買意欲も上げられるでしょう。
商品に合わせて、いくつかのカラーバリエーションを用意しておくのがおすすめです。メーカー側がさらにイメージを掴みやすくなります。

製品クオリティを確認するためには塗装が必須になる

商品のクオリティをしっかりと伝えるためにも、塗装の工程は必須です。塗装に使う塗料のひとつに機能性塗料があり、商品に新たな価値を追加できます。
耐熱性や放熱性、潤滑性を高められる塗料もあるため、商品の特徴や使用する場所に応じて塗料を選ぶことが可能です。モックアップは実際に商品を稼働させ、機能性を確認できます。塗料による付加価値も商品の一部なら、展示前に塗装も施しておかなければなりません。
機能性塗料を使っておけば、塗料による機能も追加されて商品の品質がより高くなります。モックアップには必要ないものと思わず、塗装まで終えた状態の商品をメーカーに見てもらいましょう。

今回のまとめ

モックアップ製作の際に塗装まで施しておけば、商品や部品のクオリティをより高められます。特に機能性塗料を使う場合は、塗料の付加価値も商品の一部に含まれますので必ず塗装まで終わらせておかなければなりません。
塗装まで終えたモックアップを展示会やイベントに出せば、メーカーから高い評価を得られるでしょう。機能性を証明するだけでなく、外観の美しさやデザイン性も伝えられますので、商品イメージも掴みやすくなります。
商品のモックアップ製作から塗装までを依頼したいと考えている方は、ぜひご相談ください。お客様のご要望をしっかりヒアリングした上で、モックアップを製作いたします。