精度を高くできるマシニングセンタを利用したマシニング加工は少量の試作品製作に最適

2022/09/07
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高い精度で材料を加工したいけれど、人の手で加工を施すには限界がある……とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。一つだけであればさほど時間をかけずに加工できるものの、複数となると材料加工に長い時間を要します。
ここでは、短時間で制度の高い加工を行ってくれるマシニングセンタについて解説します。マシニングセンタにはどのような特徴があるかについても解説しますので、材料加工にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

マシニングセンタは多彩な刃先でいろいろなパターンの試作品製作に対応

NC工作機械であるマシニングセンタは、入力された作業工程を数値情報から行っていくものです。機械内部には切削工具がセットされており、セットした材料を加工。加工方法には様々なものがあり、切削工具の形状によって仕上がりが変わります。
切削工具の一つであるエンドミルは数多くのバリエーションを備えており、形状や径の大きさ、長さなどが違うため商品に必要な加工が可能です。
マシニングセンタによってはドリルでの穴あけやネジ切りといった加工もできるため、機械に応じて様々な形状の材料が手に入るでしょう。

マシニング加工は小ロット多品種に向いた加工方法

マシニング加工は小ロット・多品種に向いているため、少量の材料加工が必要な企業に最適です。マシニングセンタには立型と横型があり、特徴が異なります。
縦型は作業工程の段取りが組みやすいため、加工完了までの時間を短縮可能。ただし、一度に数多くの材料をセットできないため、1回の加工が終わり次第再度材料をセットする手間があり、複数の加工には不向きだと言えるでしょう。
横型は機械内部に材料を入れたパレットを設置できるため、数多くの加工にも対応可能です。横型は縦型と異なり、切削工具が横側に付いています。材料を水平方向にセットする必要があるため、縦型よりも段取りに時間がかかるのがデメリットです。
それぞれで特徴が異なりますので、どのくらいの数を加工するのか、加工方法は何種類あるのかによって最適な種類を選んでください。少量・多様な加工をするなら縦型、大量・単調な加工をするなら横型がおすすめです。

マシニング加工なら短い納期で複数の試作品製作が可能

マシニングセンタを使って加工を行えば、短い納期で試作品を完成させることが可能です。車両部品などの試作には製品同様の材料が必須。材料加工を早くすればするほどスムーズに試作品製作へ取り掛かれるため、早急に商品開発をしたい方に特におすすめです。
自社にマシニングセンタがなく、材料加工を手作業で行っている場合は試作品製作会社に依頼してみてはいかがでしょうか。材料加工はもちろん、要望に沿った試作品を製作してくれるため、手間をかけずに希望する品を手に入れられます。
納期についても相談できますので、短納期で試作品を手に入れたい方は一度相談してみてください。

今回のまとめ

マシニングセンタは人の手による作業よりも、制度の高い加工を行えるNC工作機械です。縦型や横型などの種類があり、それぞれで機械内部の特徴が異なるため、どのような加工をするか、どれくらいの量が必要かに応じて選ぶことをおすすめします。
マシニングセンタを導入する予定がない方は、試作品製作を行っている東海モデルに一度ご相談ください。東海モデルでは、車関連部品や様々な業種の試作品製作までを幅広く行っております。できるだけ急いで試作品を手に入れたい方は、まずはお問い合わせください。